他の記事でも何度か書いている通り、我が家の子どもたちは「プレ幼稚園」に通いました。
我が家の住む街のプレ幼稚園は、幼稚園の年少さんに入園する前年(=満2歳・3歳のお誕生日を迎える学年)に通うのが一般的です。
「プレ幼稚園」とひとことで言っても、「親子同伴or親子分離」「頻度(週に何回通うか)」「保育時間」「保育内容」「保育料」は多種多様です。
今回は、我が家の子どもたちが通ったプレ幼稚園に「通うことにした理由」と、「実際に通ってみての感想」を書き留めておきたいと思います。少しでも、プレへの入園を検討している方々の参考にもなればうれしいです。
我が家がプレ幼稚園への入園を決めた理由
①プレ幼稚園に入っておくと、幼稚園入園の優先枠がある
カミングアウトしてしまうと、子どもたちの教育うんぬんというよりは、一番の理由はこれでした(笑)。
引越後、約1年後に幼稚園入園を控えていたので、漠然と幼稚園探しも始めたのですが、
「人気の幼稚園はすぐ定員になってしまい、希望の園に入るのが難しいこともある」
とのうわさと、
「その幼稚園のプレに入っておけば、幼稚園の優先入園枠が得られる」
という情報を耳にし、その真偽を確かめるため家から一番近い幼稚園に問い合わせをしました。
その時電話に出た担当の方によると
「年によって程度はまちまちだけど、毎年定員以上にはなる。この園では、プレもキャンセル待ちの状態」
と聞いて、私もオットも、とても焦ってしまったのです!
(しかし!
数年この地域に住んでみて分かったことには、実際のところ、相当人気の園でなければ、プレに行っていなくても入園できるケースがほとんどの様です。少なくとも、”幼稚園難民”になる事はないとのことなので、この理由だけで焦ってプレ幼稚園に入れる必要はないと感じています。(こればっかりは地域によるので、何とも言えませんが・・・)
ただ、我が家の場合プレに通っている園児は、入園試験がかなり簡易的なもので済んだのと、入園手続きもプレを通して行えたので、かなり便利ではありました。)
そこで、通える範囲の幼稚園情報を集め(「家から一番近い」という安易な理由で幼稚園を決めるのを改め、笑)、我が家の教育方針にマッチした幼稚園をいくつかピックアップし、問い合わせ対応の印象やプレ幼稚園のタイプ(母子分離か・給食はあるか等)で一つを決定しました。
②家だけだと刺激が足りない気がしてきた
はじめは、上記の少し不純な理由でプレ幼稚園への入園を決めた我が家ですが(笑)、よくよく考えてみると、遅生まれのムスコは春には3歳。
赤ちゃん時代によく遊んでいた、ほんの少し前(学年違いの早生まれ)に生まれたお友達が、すでに年少入園を控えて、刺激の多い日々を楽しみにしている様子を聞くと、少し焦る気持ちもありました。
また、ちょうど引越しやムスメ出産が重なり、それまで通っていたリトミック教室などにも通えない状態で、
「ムスコに何もしてあげられてないなぁ、遅生まれのムスコは、あと1年私とお家に籠ってすごすのかぁ・・・」
と悩んでいる時期でもありました。
私自身も、産後とはいえ家に籠ってばかりいないで、週一くらいは外で誰かと会話する機会があったらなぁとも思っていました。
③親子分離で過ごす練習が出来る
プレ幼稚園のタイプを大きく分けると、親子で参加してアクティビティを楽しむケースと、はじめは親子で参加し、少し慣れてきた頃に子どもたちだけで先生と教室で過ごすケースがあります。
我が家が選んだのは後者で、週一回、朝登園したらアクティビティを楽しみ、みんなでお昼を食べた後にお迎え、という流れで過ごしました。
当時ムスコは3歳間近。それまで、ほとんど私から離れたことがありませんでした!
ムスメ出産前後の入院中に、パパと共に祖父母宅で過ごしていた事はありますが、家族が誰もいない環境で過ごした経験は全くありませんでした。
幼稚園年少の入園時に初めて母子分離を経験するよりは、それまでに少し慣れておいた方が安心かな、と思い、親子分離型のプレ幼稚園に決めました。
プレ幼稚園に実際通ってみた感想
入園する自信につながった
期待していた通り、ムスコにとっては週一のプレ通園が、良い刺激となっていました。
トイレや食事マナーといった生活習慣の見直しが出来、お友達との集団生活にも少しずつ慣れることができました。
パパやママが付いていなくても「なんでも自分でできる!」という事は、ムスコ本人にとって大きな自信となり、親にとっても大きな安心材料となりました。
入園予定の幼稚園の雰囲気が分かる
「プレ幼稚園」という種類の施設というからには、同じ系列に「幼稚園」が存在している場合がほとんどです。
プレ幼稚園に通ってみると、園や先生方だけではなく、同じ園に通うことになるであろう子どもたちや保護者の方々の雰囲気も感じることができます。園の見学やHP・パンフレットではなかなか知り得ないことです。
また、親が良かれとおもって希望した幼稚園の教育方針が、
「実は子ども自身には合っていなかった!」
という事態も避けやすいです。
我が家は幸い、ムスコがそのプレ幼稚園で楽しく過ごすことができ、実際の雰囲気や教育方針も期待通りだったので、そのまま系列の幼稚園への入園を決めました。
幼稚園選びに余念のないお友達のご家族では、週に3回別々のプレ幼稚園に通い、子どもが一番楽しそうに過ごせそうな幼稚園を見極めているというママもいました。
ママ友が出来た
実はとても人見知りでコミュ障な管理人ですが(苦笑)、少人数クラスで話しやすかったお陰もあり、毎週顔を合わせるうちに他のママたちと色々お話をするようになりました。
幼稚園に入園した今でも、プレ時代のママたちは心強い存在です。
先生に育児の相談に乗ってもらえる
どのくらいまで話を聞いてもらえるかは園によって違いがあるとは思いますが、我が家が通うプレ幼稚園では、事細かに相談に乗ってもらう事が出来ました。
自治体でも保健師さんが相談に乗って下さるところがほとんどかと思いますが、実際に子どもたちと時間を過ごし、子どもたちの様子を見て下さる先生からのアドバイスは的確でした。
育児の相談だけでなく、ときには不安な気持ちや心配事をひたすら頷いて聞いて頂き、私がポジティブに育児をする上での大きな助けとなりました!
そのせいもあり、「週一とはいえ、年少入園のさらにその1年前から幼稚園に行くなんて!?」と、はじめは戸惑いもありました。でも実際通ってみると、我が家にとっては良い事尽くしで、通って本当に良かったなぁと思っています。
今ではムスメも同じプレ幼稚園に通うようになりました。ムスコに続き、ムスメもこのプレ幼稚園でたくさんの事を経験してほしいです!