梅仕事

【手作り梅酒】材料3つでかんたん!基本の作り方

今回は1㎏の青梅を使って、2種類の梅酒を作りました。
1㎏の梅が手に入ったら、500gずつでこの2種類を試してみても良し!
お好きな方を倍量で試してみても良し!
はたまたお砂糖やお酒の種類を変えて、オリジナルの梅酒を作ってみるも良し!
梅仕事、楽しんでくださいね~♪

材料

【梅酒(ホワイトリカー)】
〇青梅・・・500g
〇氷砂糖・・・250g~500g
〇ホワイトリカー・・・800ml

【ブランデー梅酒】
●青梅・・・500g
●氷砂糖・・・250g~500g
●ブランデー・・・800ml

保存容器は、上記分量(砂糖は250g)で作る場合、それぞれ2L容器でぎりぎり入ります。
3L容器の方が余裕があって良いかもしれません。

当たり前ですが、お砂糖は多いほど甘くなり、少ないほどスッキリとした味わいの梅酒になります。
上記の範囲内であれば失敗が少ないです。
(余談ですが、私は梅の5割のお砂糖を使った梅酒が好きです。)

作り方

  1. 容器の消毒
    保存容器は熱湯消毒するか、キレイに洗ってアルコールで拭き上げておきます。
  2. あく抜き
    固めの青梅は、3時間ほどボウルに溜めた水につけてあく抜きをします。
    皮が柔らかめの南高梅や、黄色く熟している梅を使う場合は、水につける事で傷みやすくなるため、あく抜き処理は不要です。
  3. ヘタ取り&梅の選別
    梅のなり口にあるヘタを、竹串等でやさしく取り除きます。
    その際、傷んでいる梅が無いか、ひとつひとつチェックします。
  4. 梅を洗う
    流水で丁寧に梅を洗います。
    表面を傷つけないように、梅は優しく扱います。
  5. 水気を切り乾燥させる
    洗った梅は水を切り、キッチンタオル等で水分を拭き取ります。
    なり口(ヘタを取った部分)に水が留まりやすいので、注意して拭き取って下さいね。
  6. 材料を保存容器へ
    容器に梅→砂糖→梅→砂糖・・・と交互に入れていきます。
    最後に焼酎を静かに流し入れたら、容器のフタをしっかり閉めます。
  7. 冷暗所で保管
    砂糖が溶け切るまでは、毎日容器をやさしくゆすって、中の糖分を均一にします。
    砂糖が溶け切ったら、冷暗所で3ヶ月以上熟成させます。
    (砂糖が溶け切った後も、週に何回かは様子を見ながら、容器をゆすってあげます。)

3ヶ月ほど熟成させれば、梅のエキスも出てきて飲むことが出来ますが、飲み頃は半年~1年後です。
1年熟成させた場合、容器の中の梅を取り出すことで、更に長期保存が可能になります。
取り出した梅はそのまま食べたり、煮てアルコールを飛ばし、甘露煮やジャムとしても二次利用できます。

左がホワイトリカーで漬けた梅酒・右はブランデーで漬けた梅酒です。

 

以上、基本の梅酒の作り方でした!
ちなみにトップ画の梅酒2種類では、青梅の代わりに完熟梅を使っています。
色の濃い方は、氷砂糖の代わりに黒糖を使いました!
毎年500mlずつ2種類の梅酒を作りながら、自分たちの好みの味を探求しています♪

Q&A

梅酒を作るにあたって、疑問に感じたことをまとめてみました!
梅酒を始めて作る方の参考になったら嬉しいです。

  • ヘタは取らなくちゃだめ?
    ⇒えぐみの原因になるので、取った方が良いです!
  • ヘタ取りは梅を洗う前と洗った後、どちらに行うのが良い?
    ⇒「梅に傷が付いた後に水につけると、傷みやすくなるので、洗った後に取る」という意見と「なり口の汚れがちゃんと落ちるように、洗う前に取ってしまう」という意見がありますね。
    私は後者で、毎年先にヘタを取ってから洗っていますが、今のところトラブルはありません。梅に穴をあけて梅酒を作る方法もある様なので、多少の傷は大丈夫かな~と思いつつも、やっぱり傷をつけないように細心の注意を払ってヘタ取りをしています。
    「ヘタ取りの際の傷も、なり口の汚れも心配」という方は、梅を洗ってからヘタ取りをして、なり口をアルコールで拭き取るという方法もありますよ。
  • 青梅と完熟梅はどちらが梅酒向き?
    ⇒どちらでも作っても美味しかったです。
    完熟梅の方が、仕込んでいる最中の香りが良くて「梅仕事してる~!」という気にはなりますが(笑)、実は青梅の方がエキスが出やすいと言われています。
  • 使うアルコールはホワイトリカーでなくても良いの?
    ⇒アルコール度数が35度以上であれば、梅のエキスを出すのに問題ないそうです。
    ホワイトリカーは、お酒自体の香りや味に主張が少ないため、梅の香りを楽しむのに向いています。
  • 砂糖は氷砂糖でなくても良いの?
    ⇒グラニュー糖や黒糖、蜂蜜等でも作ることが出来ます。
    私が黒糖で作った梅酒は、氷砂糖と同じ分量で作った結果、甘さ控えめで黒砂糖のコクが強めの梅酒になりました。また、氷砂糖よりもアルコールに溶け込むのが早かったせいか、液体のアルコール度数が一気に下がり、次の日には梅がプカプカと表面に浮いてしまい、カビが生えないか冷や冷やしました(しっかりゆすったお陰か、カビることなく出来上がりました、汗!)。
    蜂蜜は溶け切った状態が分かりづらいので、見た目よりしっかりとゆする必要がありそうです。
    梅の香りを楽しみたい場合は、雑味が少ない氷砂糖が一番だと思います。溶けるのがゆっくりなため、梅のエキスをじっくり引き出すのにも向いているのだそうです。
    また、溶けるのがゆっくりな分、糖分と混ざってアルコール度数が下がるのも遅いため、容器の中での殺菌作用が強い期間が長くなり、「梅が傷んじゃって失敗!」なんてことも起こりにくくなるそうです。
    初めて作るときは、まずは氷砂糖で作ってみることをお勧めします!