先日の記事でもご紹介した通り、我が家では約1年ほど前に電子ピアノを購入しました。
我が家は転勤族で、しばらくは賃貸の集合住宅を転々とする可能性があるので、アップライトではなく電子ピアノの一択だったのですが・・・電子ピアノって種類が多いんですよね、汗!購入を決めた1台に絞るまで、相当頭を悩ませました。
そこで今回は、子どもの練習メインで使うための電子ピアノ購入にあたり、集めた情報や考慮した点などをまとめてみました!
これからお子様のための電子ピアノ購入をお考えの方の参考になれば嬉しいです。
店員さんに聞いて分かった事まとめ(価格・耐用年数・メーカー)
電子ピアノの購入を決めたはいいけど、どのピアノが良いんだろう?
電子ピアノ購入にあたり、湧いてきた色々な疑問について、まずは店頭で情報収集してみました!
- 価格帯
どのお店も、ざっと見渡すと5万円台~40万円台前半の電子ピアノが置いてありました。
10万円台までのものは、鍵盤が樹脂のものが殆ど。技術力でアップライトの木製鍵盤のタッチに近づいては来ているけれど、やはり限界があるとのことでした。
40万円を超えるものは、【ハイブリッドピアノ】と呼ばれる機種がほとんど。ハイブリッドピアノは、アップライトピアノの構造ととても似ていて、鍵盤のタッチがより本物に近いのだそうです。 - 電子ピアノの耐用年数
一般的には10年前後とのこと。ただ家電なので、使い方や運(!?)によっては、それより短かったり、長かったりするそう。ちなみに、相談に乗って下さった店員さんがご自宅で使っている電子ピアノは17年にもなるとのこと!ただ、そこまで長く使っていると、万一故障した場合の交換部品が無い可能性が高いそう。
また、「高いから長持ち・安いからすぐ壊れる」ということはなく、むしろ複雑な構造をしている高級ラインの電子ピアノの方が、後々トラブルが出やすいかもしれないとのこと。 - メーカーによる違い
店員さんによると、見た目は細かい違いはあれど、どれも似たり寄ったり。メーカー間の一番の違いは、音色だそう。ただ、どのメーカーの音色が良いとか悪いとかではなく、好みの問題とのことでした。
音色の良しあし(アコースティックピアノ、いわゆる「本物のピアノ」の音に近い)かどうかは、メーカーよりも価格帯によって変わってくるとのこと。
【グレードはどうする?】まずはお手軽品から買うべき?
はじめは、「子どもたちが興味を持ってくれるかわからないし、とりあえずお手軽なものを買って、続きそうだったら買い替える?」とも夫婦間で話していました。
でも、よくよく考えてみたら
ということで、我が家の希望条件を洗い出した結果がこちら↓。
- 標準の88鍵盤あること&弾き心地がなるべくアップライトに近いもの
- 音色は出来る限り生のピアノに近いもの
- 価格は出来れば30万円以内におさまるといいなぁ
ピアノを習うかどうかはまだ分からないけれど、せっかく買うなら音質にはこだわりたい。(「絶対音感を身に付けて欲しい」とかいう訳では無いですが、やっぱり子どもの聞き分ける力って素晴らしいし、毎日弾く&聴くなら出来るだけ良いものを購入したいというのが我が家の希望でした。)
また、子どもたちがピアノに興味を示さなくても、管理人が久しぶりにピアノライフを楽しみたいなとも思っていたので、ある程度アップライトピアノに近いものが良いなと思いました。
【Roland LX706】我が家が購入した1台のおすすめ
メーカーもどちらのものにしようか色々迷いましたが、アップライトピアノモード時での音色が一番気に入ったのと、「電子ピアノ」のジャンルでは一番の老舗という事で、ローランドさんのラインナップから選びました。
最終的に、こちらのRoland LX706を島村楽器さんで購入しました!
(集合住宅のため、Rolandで発売している遮音カーペットも同時購入しました。)
Roland LX706GP KR (KURO) 電子ピアノ 88鍵盤 ベージュカーペット(小)セット 【ローランド】【島村楽器限定】【配送設置無料・代引不可】
私が感じた特徴としては以下です:
- デザインがアップライトピアノっぽくてカッコいい!
店頭で他の電子ピアノと比べてみると、少し大きめな部類かもしれません。でも88鍵ピアノなら幅は殆ど変わらないので、置く場所云々の問題はありません。コンパクトなタイプを探している方には圧迫感が出そうですが、私はこのくらい高さがあってアップライトぽく見えるところが気に入っています。 - 音色が素敵!
長年音楽に親しんでいる方や、耳が良い方の中には「違いがはっきり分かる!」ということもあると思いますが、管理人(一応ピアノ経験あり)が店頭で聴く限りでは、アップライトとの差があまり分かりませんでした。 - ペダルや鍵盤の使い心地が本物っぽい!
音色だけでなく、弾いたときの感覚も本物のピアノとそんなに遜色ない印象を受けました!細かい説明はここでは省きますが、鍵盤はグランドピアノのタッチを追求して作られたものだそう。(参考:イケベデジタルタワー「Roland LXシリーズ 開発者インタビュー」)
ペダルを踏んだ時の感覚も、アップライトをよく再現しているなと思います。 - 機能が多くて、操作が簡単!
機能が沢山ある割に、ボタンの数は少な目で、操作方法もシンプル。慣れれば子どもでも色々設定を変えて楽しめます。
内臓された数種類のメトロノームは、ムスコの教本練習に役立っています。自分で弾いた曲を録音して聴けたり、Bluetooth機能でピアノ本体が臨場感溢れるスピーカー代わりになったり…音の響きや音色を細かく設定することもできれば、感覚で設定することも可能なので、曲によって設定を変えて色々楽しんでいます!音色も多彩なので、いろんな音で童謡を弾いてみると、子どもたちも大喜びで私も嬉しいです。 - 鍵盤の重さが変えられる!
キータッチの重さを1~100で設定でき、初期値の50がアップライトに一番近いとのこと。実はこの機能、子どもが弾くのにはとても重宝しています!
常にアップライトと同じ重さで弾くことを推奨する意見もありますが、握力や指の力がまだ未熟なムスコには、通常のアップライトの重さで弾き続けるのは結構大変です。(当初設定を変えられるのを知らず、ムスコが「もっと弾きたいけど手が疲れちゃった~」というので、念のため説明書を見てみたら、実は重さの変更が可能なことが発覚、笑!)
後々教室へ通う事になった時にアップライトとの弾き心地の差が出ては困るので、普段は標準の50の重さで練習してもらっていますが、「もっと弾きたいけど手が~」というときは、少し軽くしています。子供でも手に無理な力をかけることなく、安心してピアノの練習に励んでもらえますし、現在2歳のムスメもピアノに触れやすくなるかなぁと期待しています。
遮音カーペットと保険など諸々入れると、少しばかり予算オーバーではあったのですが、上記が決め手となり購入に至りました!
色は、黒・白・ローズウッドとアップライトの様な鏡面艶出し仕上げの4種類。
たしか、鏡面仕上げは少しだけお値段高かった気がします。
我が家は、「憧れの白?」「家具に馴染むローズウッド?」の2択で悩んでいましたが、最終的には「ピアノといったら黒だな」(でも鏡面仕上げでピアノだけピカピカなのは、我が家の中では浮きそうだ~)ということで、木目の黒を購入しました!
その他 Roland LXシリーズ
同じローランドのLXシリーズだと、スタンダードタイプとしてLX705という機種があります。鍵盤や音色(スピーカーの数)など、LX706とは若干の違いはありますが、こちらは20万円台で購入できそうです。
Roland LX705GP KR (KURO) 電子ピアノ 88鍵盤 【ローランド】【島村楽器限定】【配送設置無料・代引不可】
また、逆にさらに高品質を求めている方には、LX708シリーズがあります。
こちらは40万円超えてきます。「本当はアップライトが欲しいけど、消音できる電子ピアノしか購入できない~」という方には向いていそうですね。
しかし、管理人レベルでは、LX706とLX708のパフォーマンスの差を、コストの差ほど感じることが出来なかったのが正直なところです(汗)。でも、本物が分かる方にはおすすめかもしれません!
Roland LX708GP 電子ピアノ 88鍵盤 黒 木調仕上げ 【ローランド】【島村楽器限定】【配送設置無料・代引不可】
まとめ
以上、今回は我が家で購入した電子ピアノ【Roland LX706】のご紹介でした!・・・って違った!ピアノ購入の際に考慮した点のまとめでした!
(最終的にRolandさんの回し者見たくなってしまいましたが、そういう訳ではありません、汗。)実際に1年間使ってみて、本当に買ってよかった!と思っている電子ピアノなので、とてもおすすめの1台です!
また、いろんな楽器屋さんを何度か訪れ、相談したり弾かせて頂いたりしましたが、最終的に購入したのは島村楽器さんです。(島村楽器さんの回し者でもありません、汗!)
どの楽器屋さんもとても親切でしたが、島村楽器の店員さんは特に丁寧に説明してくださり、納得いくまで音を聴かせてくださったり、細かい事まで相談に乗って下さいました。
正直、楽天市場の島村楽器でオンライン購入した方がポイントバックも大きかったのですが(笑)、大きな買い物ということもあり、信頼できる担当さんから店舗で購入しました。
購入後しばらくしてからご連絡頂き、「トラブルはないですか?搬入もスムーズでした?」というアフターフォローも完璧でした。
皆さんもぜひ、オンラインで購入するにしても、実際に店頭で弾いて&聴いて、納得できる1台を見つけてくださいね!