小学校での英語活動も始まり、現在のパパママ世代が子どもの頃と比べ、グローバル化が進んだ時代となりましたね!
「子どもには英語を難なく話せるようになって欲しい!」と願うパパママたちも多い事と思います。我が家も例外ではありません。
しかし両親とも日本人&日本在住の場合、意識的に機会を作らない事には、英語に触れる機会がなかなかありませんよね?我が家では、なるべく英語を身近に感じてもらうため、まずは子どもたちが生まれて間もない頃から「英語のかけ流し」を行ってきました。
そして現在(2020年9月)、ムスコ5歳。
最近では、オンラインで英会話の個人レッスンを受けるまでになりました。
そこで、
「赤ちゃん時代からの英語のかけ流しは、本当に効果があるの?」
という点について、現時点で感じていることをレポートしたいと思います。
結論から言うと、
子どもに英語を話せるようになって欲しいなら、幼児期からのかけ流しは絶対やった方が良いです!
それでは、その理由について見ていきましょう~!
英語のかけ流しの効果として期待していたこと
1、英語に対する免疫をつける
まず期待したのは、「英語を聞いても不快に感じない」ための免疫づくりです。
例えば、ある映画を日本語で観ている時は内容に集中できても、自分に馴染みのない言語で再生してみると、話の内容が分かっていたとしても、ストレスを感じませんか?
この”ストレス”が、今後子どもたちが英語学習を進めるうえで障害になってしまう可能性があるのかな、と考えました。
そこで、子どもが英語を外国語として意識しないうちに英語を聞かせることにより、英語に慣れ、ストレスを感じずに聴けるようになる事を期待しました。
2、英語のリズムに慣れる
日本語にも言える事ですが、アクセントやイントネーション、間の開け方、母音や子音の聴こえ方など、英語にも独特のリズムがあります。
ムスコのオンラインレッスン中の事なのですが、英語が苦手な私は
「なんじゃ?この先生今なんて言った?」
とフリーズしてしまった事がありました。
子どもに向けて話している内容なので、そんなに難しい事は言っていないはずなのに(汗)。
その時先生がムスコに聞いた質問は、
”Who taught you how to ride a bicycle?” (誰が自転車の乗り方を教えてくれたの?)
というような簡単なものだったのです。
読めば意味は分かるし、単語も文法も理解しているのにもかかわらず、私は一度では聴き取れなかったのです・・・汗!
「読めば意味が分かるけど、耳で聴くだけだと理解できない」
とか、
「文法もスペルも正しく書いて伝えることは出来るけど、発音してみると相手に伝わらない」
というのは、中高で文法中心の英語教育を受けてきたパパママ世代に多い問題だと思います。(・・・ですよね?)
英単語や文法が問題なのではなく、英語のリズムに慣れていないから「聴いて理解できない・話して理解してもらえない」のかなと、私が外国語学習をする上で常々感じていることです。
また、この「外国語のリズム」は、聴覚が凝り固まった大人になってから身に付けるのが難しいなぁとも感じています。
幼児のうちから沢山英語を聴かせることにより、そのリズムにも慣れることが出来るのではないかと期待しました。
3、語彙を増やす
文字を読むことが出来ない赤ちゃんは、パパやママたちが話す言葉を聞いて、目や手などの感覚で対象物を確認し、「音と物」もしくは「音と動作」などをリンクさせることによって単語数を増やしていきますよね。
それを英語でも、DVDの音声と映像により行うことによって、単語数が増えるんじゃないかなと感じていました。
(もっともこれは、「かけ流し」というより、画面も観てくれないと効果が出ない事です。また、まずは日本語の語彙を増やすことも大切という考えなので、これに関してはあまり大きな期待はしていませんでした。)
0歳から英語のかけ流しを続けてきて、5歳の今感じる効果
1、英語に対する免疫はついた?
5歳になった今、英語のアニメなどを集中して観ている様子から、「英語が嫌」とか「英語聴きたくない」「日本語で観たい」というような態度は見受けられません。
「英語=勉強」という感覚になってしまうと、一気に英語に対して抵抗心が出る可能性があるので、今後も「英語=自然に身近にある言葉」という認識でいてもらえるように、工夫を続けたいと思っています。
2、英語のリズムには慣れた?
まだまだ文全体の聴き取りが出来たり、長い文章を読むといったことが無いので、本当の意味で慣れたかどうかは分かりません。
でもある日、私が趣味で続けているドイツ語のラジオニュースを流していた時のこと、ムスコが
「ママ、これは英語かとおもったけど、ちがうね?」
と言い出したのです!
日本語でのおしゃべりも上手になってきたので、自分の母語と英語の違いくらいは分かる様になってきたかなとは思っていましたが、5歳の時点で英語と他の言語を聴いて区別できるようになったのは意外な驚きでした。
「うん、英語じゃなくてドイツ語っていう外国の言葉だよ!でもなんでわかったの?」と聞くと、
「わからないけど、これは英語じゃない気がした」との答えでした。
知っている英単語が聞こえたら「これは英語で話されている」と判別することが出来ますが、ドイツ語の単語を知らない彼にとって、それは無理。
となると、ドイツ語を「(日本語じゃないから、)英語かもしれない」という前提で聴いていて、その言語のリズムが聴き慣れた英語のリズムではない事に気付き、「やっぱり英語でもない」と聴き分けることができたのかな、と思っています。
また、オンラインレッスンでの発音を聴いてみると、
”Is it correct?”-”It’s correct!”
”Are you ready?”-”I’m ready!”
といった簡単なやり取りではありますが、テンポが良いだけでなく、強弱や抑揚も自然な感じで受け答えをしているムスコ(私が聴く限りでの話ですが、汗)。
少なくとも、大人の英語初心者の様なぎこちなさは感じられません。
これは、日頃視聴しているCD/DVDのお陰で耳慣れしているお陰なのか、それともオンラインレッスンで開始早々学べたことなのかはわかりませんが、後者の場合にしろ、赤ちゃん時代からの英語かけ流しの効果がベースになっていることは間違いないと感じています。
3、語彙は増えた?
語彙については正直そこまで期待していませんでした。
というのも、日本語でも知らない単語がまだまだいっぱいの時期。日本語でも分からないものを、英語で覚えるのは無理があるかなと思っていました。
しかし、この夏英会話のオンラインレッスンを開始!
最初はアルファベットの発音や簡単な単語からの練習で、「はじめは分からない単語ばっかりだろうな~」と思いながら横で観察していると、ほとんどの単語は知っているし、発音も比較的キレイで、私はびっくり&先生も驚かれていました!
(発音に関しては、このオンラインレッスンを開始する前に、フォニックスの学習を始めたお陰もあると思います。)
ムスコいわく、
「オンラインレッスンのテキストに出てくる大体の単語は、DVDに出てきているから知っていた」
とのこと。
DVDは観せるだけで、単語のチェックやテストをしたことは全く無いので、連日流し観させただけでもここまで効果があったというのは、正直期待以上の結果です。
【追記】
その後、5歳で英検Jr. のブロンズに挑戦しました。
かけ流しの効果で、ある程度の語彙力が付いていたお陰で、英検テキストを使った特別な試験対策無しでも、目標の80%以上を得点することが出来ました。
どんなDVDやCDを、どんな風にかけ流ししていた?
どにかくかけ流すだけ!
わが家で行っていたのは、とにかく英語のDVDやCDをかけ流すだけ!
車の中ではひたすら英語での童謡CDを流しています。2枚のCDを定期的にローテーションさせています。オーディオブックは眠くなりそうなので(大人がね、笑)、子どもたちの興味のありそうな歌のCDばかりです。
家の中では、朝ごはん前後や夕方のご飯準備中の時間を使って、英語DVDを再生しています。集中して観るときもありますが、おもちゃで遊びながらの事が多いです。
バックグラウンドミュージックの様な感じになっていても、気にせず、とにかく毎日再生していました。
今でこそ手持ちのDVDの種類も数も多くなりましたが、かけ流しを目的として赤ちゃん時代から使用しているのは数種類です。赤ちゃん時代においては、種類の多さというよりは、赤ちゃんでも耳に馴染みやすい英語を繰り返し聴く方が、効果がありそうだなと考えています。
今後、会話できるレベルにまで達するころには、この日々の英語かけ流しが、どれくらいの効果を発揮してくれるのかが楽しみです!
引き続き、歌だけでなく、童話などのオーディオCDも含めて内容をレベルアップさせつつ、かけ流しは続けていきたいと考えています。
ムスコの赤ちゃん時代から使い続けているCD・DVDを、別の記事↓でまとめています。
おうちでのかけ流し英語音源を探しているご家庭の参考になれば嬉しいです!